ベトナム人デザイナー3人 パリ市庁舎でアオザイショー開催 2

フランスのパリ市庁舎でこのほど、「ファッションの都・パリにおけるアオザイショー」開催された。ミン・ハンさん、ラン・フォンさん、ベト・フンさんら、3人のベトナム人デザイナーが、伝統と新鮮な感覚で彩られた数々の作品を発表し、パリ市民らを魅了した。

会場は、ハスの花や蝶を模した装飾が飾られ、ベトナムらしい雰囲気とヨーロッパの建築美とが融和した。

3人のデザイナーらは、近代的なデジタル印刷の手法を使用して伝統の模様を描くなど、コレクションでは、アオザイとしては珍しい技法を使った作品も多く発表された。伝統模様や鳥の刺繍とモダンなカラーブロックを組み合わせるなど、斬新なデザインが目を引いた。

モデルをつとめたミス・ ベトナムのゴック・ハンさんらが、アオザイを身にまとってベトナム女性らしい美しい姿を見せた。

ショーには、在フランス・ベトナム大使館のズォン・ティ・ズン氏のほか、フランス側からもさまざまな団体などの代表者らが出席した。ベトナムではとても高名なデザイナーであるミン・ハンさんは挨拶で、「このショーの雰囲気の中でベトナムのアオザイを輝やかせ、フランスやヨーロッパの友人達に強い印象を与えたい」と期待を示した。