ASEANの友好をイメージ 新作アオザイを発表

ASEAN(東南アジア諸国連合)経済共同体の発足を目前に、デザイナーのケビン・グエン氏が「ASEANビューティー ASEANの花々」と題した新作のアオザイを、ホーチミン市の7区で発表した。農村部で作られる貴重な野生の蚕のシルクを使い、都会的で現代的なデザインに仕上げた。

アオザイのデザインはASEAN 10カ国の個性的な文化・風土、そして国境を越えた友好関係からインスピレーションを得たという。胸元にはそれぞれの加盟国の花を、手縫いで大きく刺繍でしている。

いずれのアオザイも、よりエレガントに、よりチャーミングに、着る人の魅力をひきたててくれそうだ。ケビン氏のブランドでは、イベントや会合など、公式の席への出席機会の多い中高年のホワイトカラーや実業家を購買層としている。

ブランドでは今回の作品発表を機に、既製品のドレスやスカート、ハンドメイドアクセサリーの注文も期待している。