エルセラーン化粧品・石橋社長に、ベトナム政府から教育功労賞

 国際的なボランティア活動を進めているエルセラーン化粧品の石橋勝社長が1日、大阪市北区のホテルエルセラーン大阪で、ベトナムで「もっとも高貴な賞」といわれる、ベトナム政府の教育功労賞を贈られた=写真

 東南アジアで2009年にスタートした、学校建設プロジェクトのベトナムにおける業績と貢献が、高く評価された。日本人の受賞は、初めてという。
 東南アジアでは、10か国で110校を建設。過疎の村や貧しい地域で、子どもたちの笑顔がはじけている。ベトナムでは2013年に1校目を建設、これまでに13校が開校し、年度内にさらに7校を建設する予定だ。
 来日したベトナム政府・教育訓練局のトラン・ディン・トゥアン局長は、「学校の数が足りず、十分に勉強できない子どもたちがいる。みなさまの積極的な貢献で、一日中勉強できるようになり、希望の光が見え始めた。ベトナムの子どもたちの代表として、メダルと盾を授与します」とあいさつした。
 石橋社長は「マザーテレサに触発されて、ボランティアを一生の活動にしようと決意した。創業理念の柱にも掲げて、貫いてきた。それが、素敵な賞に繋がったと思う。これからもその理念を心に刻み、ベトナムを含めて、世界中に1000校を建てたい」と謝辞をのべた。
 授与式には、在大阪ベトナム総領事館のクアン・フォン・トゥーイ領事も出席して祝辞をのべた。通訳は、大阪大学大学院の経済研究科(修士課程)で学ぶベトナム人留学生のゴー・ティ・ツン・リーンさんがつとめた。