コング、ベトナムで大暴れ 来春公開の米大作映画

ハリウッド大作映画「コング:スカル・アイランド」の予告編がこのほど公開され、世界遺産のハロン湾など、神秘的で美しいベトナムの風景が登場し、話題を呼んでいる。

写真㊤=ハロン湾やバンロン湖など、ベトナムの美しい自然が登場する「コング:スカル・アイランド」
予告編は、ワーナー・ブラザーズとレジェンダリー・ピクチャーズが、サンディエゴで開催されたイベントで公開。冒頭のシーンでは、陽光に輝くハロン湾とバンロン湖の美しい眺めが映し出される。ニンビン省でロケが行われた青空をバックに白いサギが舞うシーンは、思わずため息が出そうな美しいシーンとなっている。

冒頭、キング・コングに破壊される村のシーンは、ニンビン省とクアンビン省で撮影された。映画に登場する竹やぶやサトウキビ畑は、この地方の典型ともいえる風景で、現地の人々の様子も紹介している。

2分24秒の予告編は、絵画のように美しい大自然のシーンの連続で、コウノトリの群れが、暗雲のように空を覆う場面で幕を閉じる。

「コング:スカル・アイランド」は、米ハリウッドの新作で、ジョーダン・ボッグト・ロバーツが監督。「ルーム」でアカデミー主演女優賞に輝いたブリー・ラーソン、トム・ヒドルストンのほか、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリーらが出演する。

物語の時代設定は、1970年代。ラーソンの演じる女性カメラマンと、ヒドルストンの演じる英国特殊部隊SASの兵士が、それぞれの目的を持って太平洋に浮かぶ未知の島に到着。島の「巨大な生物」と出会うーというストーリー。

今回の予告編で、キング・コングは頭と足、手の一部しか姿を見せず、全貌はまだベールに包まれたままだ。ロケは2015年から16年にかけて、ベトナムのほかハワイ、オーストラリアで行われた。製作費はⅠ億9000万ドル(約190億円)で、2017年3月公開予定。