フランスのオランド大統領のベトナム訪問を歓迎するため、ベトナム人デザイナーのミン・ハンさんのコレクションがフランスで紹介される。「ベトナムの森の吐息」と題したシリーズは、伝統の柄や少数民族の織物などをモチーフにし、ベトナムの美意識を伝える。

ベトナム人デザイナーのミン・ハンさんは、ファッション分野でフランスとベトナム両国の文化の架け橋の役割を果たす活動を続けている。2006年には、それが評価され、フランス政府から芸術文化勲章(騎士)の称号を授けられた。


ミス・ベトナムのゴック・ハンさんが、「ベトナムの森からの吐息」のコレクションの作品を着て撮影した

今回はパリ郊外オー=ド=セーヌ県の招待でショーが実現した。コレクションは9月22日、パリ西南のブローニュにある18世紀の建造物、アルベール・カーン博物館を舞台に作品が披露される予定だ。

ショーには、ベトナムの北部山岳地帯などに暮らすモン族と、フエに暮らすコツ族の少数民族の職人二人も招待された。シンプルな織り機を持参してショーに参加し、伝統のはた織りを実演するという。また、ミス・ベトナムのゴック・ハンさん、モデルのタン・ツーさん、キン・ズンさんらがハンさんの作品を着てショーに出演する。

コレクションのいくつかのデザインを写真で紹介する。