
ハノイ市中心部のタンロン城王宮跡で10月1日、ベトナムの伝統を伝える工芸村の職人らが行列して祖先に礼拝する祭事が再現された。農業農村開発省の塩業・農林水産加工局が、ハノイ市観光局やベトナム伝統工芸村協会と共同で企画し、ハノイ観光祭の一環として伝統の手工芸をPRした。
イベントでは、木工細工のラ・スエン伝統工芸村(ナムディン省)とシルク製品が有名なバン・フック伝統工芸村(ハノイ市ハドン区)、バッチャン陶器村(ハノイ市ザラム区)が、代表的な工芸村として参加した。参加者らは伝統のアオザイなどに身を包み、ドアン・モン門からタンロン城王宮跡、ホアン・ジエウ通り、グエン・チ・フォン通りなどを練り歩いた。最後はキンティエン宮殿の竜庭に戻り、供え物を乗せた盆を捧げて、3カ所の工芸村の先祖らに拝礼した。
儀式は何千年も前から工芸村の人々に受け継がれてきたもので、ベトナム文化の発信やPRとともに、工芸村のコミュニティの結束を守る意味も持つ。一部の芸術家や職人らはグエン王朝時代の衣装を着て行列し、祭に伝統の色を添えた。
2日までの観光祭の期間中、伝統工芸の実演や作品の展示なども行われた。
行列はドアン・モン門前に集結した
木工品で有名なラ・スエン工芸村の行列
グエン王朝時代の衣装が観客らの目をひいた
伝統の獅子舞いの披露も
バン・フックのシルク工芸村の行列
子どもたちの楽器団
バッチャン陶器村の行列
行列はキン・ティエン王宮の竜庭で拝礼した
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VNLオリジナル 2013年9月01日