韓国と共同で映画製作 「Sunny」ベトナム版も

韓国の人気エンタメチャンネル、Mnetが運営するCJ E&M ベトナムと、ホーチミン市の製作会社HKフィルムは、共同で映画やテレビ番組を製作する撮影所を開設した。

写真㊤=韓国の大ヒット作品「Sunny」のリメイク作品「ブリリアント・マンツ・アンド・イヤーズ」のワンシーン(Photo courtesy of the film’s producer)

両社の合弁会社、CJ HKエンターテインメントでは、今年から来年にかけて映画やテレビシリーズを製作する。同社は「ベトナムのトップスタジオになることを目指し、年間5作品を製作する」と話し、12月末に「チャン・ナム・ルク・ロ(英題:ブリリアント・マンツ・アンド・イヤーズ)」「グォイ・バット・トゥ(同:インモラリティー)」の2作品を公開する。

「ブリリアント・マンツ・アンド・イヤーズ」は、韓国の大ヒット作「Sunny(サニー)」のベトナム版で、グエン・クァン・ダン監督がメガホンをとる。都会に住む女性の恋と仕事をめぐるドラマで、映画界のトップスター、ホン・アンやマイ・デュエンらが出演する。

「インモラリティー」はベトナム系米国人のビクター・ブ監督の作品。北部ベトナムの小さな村に住むアンという女性が主人公。ディン・ゴック・ディエップ、クアック・ゴック・ゴーンらテレビ界のスターが出演する。仏俳優のフランソワ・ネグレも作品中の主要な役を演じる見込み。作品には、クアンビン省やクアンニン省の美しい景観もふんだんに登場する。両作品はすでに撮影終了し、公開の準備に入っている。