ベトナム出身で渡仏、パリで活動を続けた画家、レ・フォー(1907-2001)の作品がこのほど香港で開かれたオークションで高額で落札された。

フォーはパリ仏越派と呼ばれる画家の1人で、パリで美術を学び、終生パリで活動。穏やかな色彩と流れるような線で描いた絹絵などを残した。オークションでは絹絵の「牧歌」が200万香港㌦(約2870万円)、「ティーカップを持つ女性」=写真=が100万香港㌦(約1430万円)、「ベトナムの女性」が72万5000香港㌦(約1000万円)で落札された。

このほか同時代のマイ・チュン・トゥ(1906-1980)らの作品も出品され、いずれも高額で落札された。