イスタンブールをイメージしたアオザイコレクション=トルコ建国記念日を祝い、ハノイで開催

トルコの建築や景観からインスピレーションを得た、ユニークなアオザイコレクションがハノイで開催された。デザイナーのド・チン・ホアイ・ナムさんによる作品だ。

写真㊤=アオザイショーの準備を行うド・チン・ホアイ・ナムさんとチームスタッフ(ナムさん提供)

「ハロー、トルコ」と題されたこのコレクションは、10月29日のトルコの建国記念日を祝う形で発表された。文化交流を促進し、両国間の相互理解を深めるという、ナムさんとトルコ大使館のコラボレーションによって実現した。

ナムさんは、「コレクションを通して、人々はイスタンブールやイズミル、カッパドキア、死海の姿を見ることができるでしょう」とし、「ベトナムの伝統的なドレスを世界に発信するとともに、アオザイを海外の文化とつなげることができてとても光栄です。コレクションでは、ベトナム人と外国人のモデルが出演します。後日、トルコでも、ベトナム文化を紹介するイベントの中で発表される予定です」と話す。

ナムさんは、現代技術と伝統工芸を組み合わせた手法を取り入れた。シルク生地にはトルコのイメージをプリントし、またアオザイの一部には手刺繍を採用して、印象的なドレスに仕上げた。

ショーが終わった後も、これらのアオザイは、ハノイのチャンニャントン通りにあるド・チン・ホアイ・ナム・ファッションセンターに常設展示される。9月のニューヨーク・クチュールファッションウイークで発表された「S Viet」や、ハノイのアオザイフェスティバル2016で発表された「The World As I See It」といった特別なコレクションとともに飾られる。