色鮮やかなスカーフ舞う 北部山岳地方のモン族のダンス

中国と国境を接する北部山岳地方のライチャウ省フォントー県。緑豊かなシンスオイホ村は、色鮮やかな手織りのスカーフを身に着けたモン族の女性によるスカーフダンスで知られる。華やかな踊りが訪れる人らを魅了している=写真。

スカーフダンスは数人が一組になって、青やピンク、緑の格子模様を織り込んだ手製スカーフを身に着けたり、ひらひらさせたりしながら躍る。スカーフの模様や柄の一つ一つに意味があり、ほとんどが人と自然との調和を表している。祭りや市が催されるときは、スカーフのほかに、きらびやかな銀細工のアクセサリーを身に着けて着飾る。

モン族の女性は、黒地に赤や黄色の色鮮やかな刺繍やパッチワークをほどこした民族衣装をふだんから身に着けている。それは、単に見た目の美しさだけではなく、きつい労働や長距離を歩くのに適するよう機能的にデザインされているからなのだという。