ベトナムの消費者物価、9月は0.4%上昇 新学期で「教育」がアップ

9月の全国の消費者物価指数(CPI)は前月(8月)に比べて0.4%上昇した。「教育」分野が大きくアップしたことが原因とみられる。

統計総局のデータによると、CPIの算出基準となる11グループの中で、9月は8グループが上昇した。中でも、「教育」分野の上昇が最大で前月に比べて6.38%アップした。この大幅な上昇は各市と省で2014-2015年の学費が全体的に上がったことが要因。(ベトナムは9月から新学期がスタート)

「教育」以外では「食品・飲食サービス」「衣料・帽子・靴」「医薬品・医療サービス」の上昇率が高かった。一方、「住宅・建設資材」はガス、灯油の調整もありわずかに減少、「運輸(交通)」も下がった。「郵政・通信」に変化はなかった。

テト(旧正月)明けから現在までの間で9月のCPIが最も上昇した。しかし、前年(2013年)の9月は1・06%(前月比)上昇しており、上昇率そのものは抑制される傾向にある。