サムスンがホーチミン市のハイテクパークで工場建設プロジェクト

ベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長の韓国訪問に合わせ、ホーチミン市ハイテクパーク(SHPT)の管理委員会はこのほど、韓国のサムスン電子に対して、家電生産のための複合施設建設投資プロジェクトについて、正式に投資ライセンスを交付した。サムスングループの本社で行った。

プロジェクトはホーチミン市内のハイテクパークでの、電化製品生産工場(3DTV、冷蔵庫、洗濯機)の建設などで、計画には研究と開発(R&D)センターの設立なども含まれている。工場は2016年第2四半期の稼動を予定している。

サムスングループのSHPTへの投資は、ホーチミン市だけでなくベトナム全体の安定した投資環境とハイテク分野での海外直接投資(FDI)誘致能力を示していると言えそうだ。SHPTにとってこのプロジェクトは2006年のインテルグループのプロジェクトに次いで2番目に大きな規模になる。

サムスングループはバックニン省、タイグエン、ホーチミン市でプロジェクトを展開しており、ベトナムは同グループにとってグローバルな提供先の一つになりそうだ。

サムスンの発表によると、SHPTでの新工場建設への投資金額は5億6000万ドルに上る。