ベトナムの主要企業500社をまとめた「VNR500」の2014年版がこのほど、企業データの評価などを行うベトナム・リポート社から発表された。500社のリストでは農業・地方開発銀行（アグリバンク）が5年連続のトップ10入りを果たした。

VNR500の発表は、ベトナムの企業コミュニティーを代表する主要企業の成果について評価することなどを目的に始まった。2014年のVNR500にはペトロベトナムやサムスン電子ベトナム、ベトナムガソリングループ（石油公社）、ベトナム電力グループ（電力公社、EVN）、ベトナム軍隊通信グループ（ベトテル）、ビンソン製油・石油化学、ベトナム通信・郵政グループ（VNPT）、ペトロベトナム・オイル（PVオイル）、ベトナム石炭・鉱物工業グループ（ビナコミン）、農業・地方開発銀行（アグリバンク）が上位に入った。アグリバンクは銀行としては唯一トップ10に入った。

VNR500はベトナム・リポートの研究成果であり、国際標準を考慮した客観性があり、正確な企業データが使用されている。VNR500のリストは、国内のみならず、海外でも認められるようになってきたという。

アグリバンクは1988年3月に設立、地方の農家に対する融資を主に行ってきた。資産規模や顧客数、貸出金の残高、従業員数などでベトナム最大の銀行に成長し、現在、クレジット協会のシステムをはじめとして、新しい農村建設用に資金を貸し出している。