ベトコムバンク、ベトナム航空に新型航空機購入の資金を援助

ベトコムバンクとベトナム航空は昨年末、航空機の新規購入資金にあてる1億6000万ドルの借入金契約を結んだ。ベトナム航空は、ボーイング社などの最新型航空機18機を購入し、国際競争力アップを図る。

ベトコムバンクは、ベトナム航空のメーンバンク。昨年11月に行われたベトナム航空の新規株式公開(IPO)入札で同社の大株主の一社にもなっており、国内最大の資金調達先でもある。

ベトナム航空が購入するのは、ボーイングBB787-9型機8機とエアバスA350-900XWB型機10機。両機は最新の大型機で、省エネルギー性、メンテナンス、経済性などの面でもっとも効率がよい飛行機だ。2015年に運航を開始し、ベトナム航空の長距離国際路線の主力とする。

ベトナム航空では、2011年~2015年に26機の新しい航空機購入を計画。昨年11月に、すでに23機目となるエアバスA321を購入しており、ノイバイ空港からの運航を始めている。今回、さらに新型機を購入することで、国内21カ所と海外29カ所に向かう同社の94の路線数やサービスの内容などを一気に拡充することをねらう。