日本ODAによる新ターミナル開業 ノイバイ国際空港

日本の政府開発援助(ODA)で建設されていたノイバイ国際空港(ハノイ市)の第2ターミナルの利用が、本格化している。ハノイ市では、同じく日本のODAを使った、ホン川に架かるニャッタン橋と、空港と市中心部を結ぶ幹線道路も完成し、1月4日に行われたこれらの完成式典には、日本の太田昭宏国土交通相も出席した。

完成した新ターミナルは、4階建て。建物は翼のような形で、延床面積は13万9000平方メートル。自然の光をたくさん採り込む設計で省エネルギーを実現した。ベトナム航空は、12月31日以降のすべての国際便が、新ターミナルの利用となった。

新ターミナルでは、48のチェックインブースを展開。荷物の受取所など、利用客の利便性に配慮した設置がされた。4階には待機室(約750平方メートル)も作られ、220~250人の利用客に対応できる。

ターミナル建設と同時に行われていた橋建設や道路整備の3案件では、総事業費は約1831億円。これらの完成で、ノイバイ国際空港へのアクセスや利用が改善されると同時に、周辺の各工業団地から市中心部への移動時間短縮も期待される。