テト中の2月のCPI、0.05%低下、2月としては9年ぶりのマイナス

ベトナム統計総局は、2月の消費者物価指数(CPI)が、先月と比べて0.05%低下したと発表した。主な原因は、国際的な原油相場の下落によるガソリン価格の大幅な値下げ。これに伴い「交通」分野の価格が先月と比べて4.41%下がって、全国的にCPIを引き下げた。

CPIの下落は4カ月連続。「テト(旧正月)休暇前の物価は上昇する」という、通常のCPIの動きを裏切った。テトと重なることが多い2月にCPIが低下するのは、1996年以来9年ぶりという。 

分野別に詳細をみると、「食料品・食品サービス」は0.53%上昇し、食品価格だけでは0.13%の上昇だった。外食は0.19%上昇。テトに良く売れた「飲料・タバコ」の価格は0.56%上昇した。

また、「衣類(繊維)・帽子・靴その他」の分野は0.45%上昇。設備と家庭用品が0.31%上昇した。一方で「医薬品・医療サービス」と「教育」の分野はそれぞれ0.04%増と0.03%増で、微増にとどまった。