ホーチミン市 1-5月のFDI誘致で全国トップ

計画投資省外国投資局によると、今年1-5月の外国直接投資(FDI)誘致がもっとも多かったのはホーチミン市だった。新規登録と追加分を合わせて総投資額は9億8350万ドルにのぼり、全国の登録投資資金の22.9%を占めた。

写真㊤=製造業はベトナムでもっとも外国投資が誘致された業界のひとつ
全国で見ると、5カ月のFDIは新規・追加資金を合わせて約42億9000万ドル。すでに2014年の約78%に達した。

地域別では、ホーチミン市を中心としたベトナム南東部への投資の誘致が多く、22億9000万ドルで全体の53.3%を占める。12億4000万ドル(全投資の29.1%)を集めたが紅河デルタ地方が第2位。中央高地がもっとも少なく、1743万ドル(同0.4%)にすぎなかった。

ベトナムに投資している国の数は47カ国。新規登録と追加資金合わせて11億ドルの韓国がトップで、ベトナムのFDIの25.7%を占めた。2位がイギリス、3位がトルコで、日本は4位だった。

分野別でみると、5カ月間のFDI資金は製造業に集中した。新規登録のプロジェクトが269件、既存プロジェクトへの追加が142件。製造業への投資は31億5000万ドルとなり、全投資の73.4%を占めた。これに新規登録が10件、追加投資が7件だった不動産業が続いた。不動産業のFDIは4億6150万ドルで、投資総額の10.7%だった。第3位は卸売・小売業で、新規投資が92件、追加が19件、投資総額は計2億3412万ドルだった。