トウモロコシ輸入急増 家畜用など30%アップ

ベトナムは、今年1~5月に昨年同期比30%増の287万トンのトウモロコシを輸入した。金額ベースでは、同17%増の6億2200万㌦(約760億円)となる。

ベトナム食糧協会(Vietnam Food Association=VFA)は、急増する輸入について、家畜などのエサ加工用材料としての需要が増加したとみている。特にブラジル、アルゼンチン、インド、米国からの輸入増が目立っている。業界では、家畜のえさや他の加工品用に73万㌧の大豆も同時に輸入している。

一方、輸出の方ではコメがふるわず、VFAによると、わずか200万㌧足らずにとどまっている。コメの備蓄量が多い現状では、利益を得るのは難しいと業者が判断していることなどが原因とみられる。