ハノイのCPI、4カ月連続で上昇

2015年6月のハノイの消費者物価指数(CPI)は、前月比0.13%上昇した。CPIの上昇は4カ月連続。昨年の6月と比べても0.98%の上昇となった。

5月、4月、3月のCPI上昇はそれぞれ、前月比0.12%、同0.2%、同0.38%の増加だった。

ハノイ統計局の2015年6月の社会経済報告によると、CPIの上昇の主な理由は、5月20日のガソリン値上げの影響だという。そのため先月より3.58%上昇した交通費がもっとも大幅な値上がりとなり、他の項目は微増にとどまった。

具体的にみると、住宅費、電気などの光熱費、水道料金、燃料、建築資材といった項目は先月より約0.06%上昇。暑さのため、電気や水の使用が増えていることが原因とみられる。原油は価格上昇が抑えられた一方で、鉄は価格がやや下落、砂と砂利は少し上昇した。

食品・食品サービスの項目は0.43%減少し、そのうち食品は0.55%下がった。夏用の布、衣類、靴などの項目はわずかに上昇した。

6月は、金相場も反発し、先月より0.69%上昇。米ドル指数も0.78%上昇した。