サッポロベトナム、新戦略を発表

サッポロベトナムはこのほど、ホーチミン市内で会見し、ビールの味や価格の改定を発表した。また、「JAPAN’S PROMISE(日本の約束)」をベトナムでの新たな企業戦略として掲げて企業展開する方針を明らかにした。

新しい経営方針のもとで、同社は製品価格をハイネケン社の製品と同程度にまで引き下げる方針。また、330ミリリットル入りの「サッポロプレミアム(Sapporo Premium)ビール」は、従来のものよりすっきりとした飲みやすい味に改良した。一新したパッケージは、日の丸をイメージしたシルバーと赤のデザインとなった。

同社は2011年、日本のビール・酒造メーカーとして初めて、ベトナムのアルコール飲料市場に参入。5000万ドルを投資して、ロンアン省に大規模な自社製造工場を建設した。

サッポロベトナムはこの9月、保有していた自社株(29%)をサッポロインターナショナル社(本社:東京都)に売却。同社が完全子会社となったことを契機に、商品や企業戦略の革新を図った。サッポロベトナムでは、この効果で来年の売上高を倍増させることを目指す。