ベトナム・ハノイでイオンが経営するスーパー、ロンビエンイオンモールで、12月19日、日本産のリンゴの販売が始まった。日本からのリンゴ輸入は2011年に禁止されており、約4年ぶりの販売再開となった。

この日同店では、販売再開の式典を開催。イオンベトナムの尾山長久代表は「日本産のリンゴはこれまでに台湾、香港、タイなどで販売され、高い評価を受けた。ベトナムでも、消費者に愛されると期待しています」と話した。イオンは、ベトナム国内にある系列の75店で日本産のリンゴを販売していくという。

また、ジェトロ・ハノイ事務所の川田敦相所長は、「ベトナムは、日本の農産物や食品の輸出を積極的に支援してくれている」などと感謝を述べた。

ベトナムでは、消費市場が拡大するにつれて、衛生的で安全な食品の需要が増えており、品質の高い日本の農産物も受け入れられると期待される。

リンゴの輸入は2011年、病害虫の侵入予防を理由に禁止されていたが、9月の日越首脳会談で輸入再開が決まった。