ベトナム政府は12月29日、韓国のサムスン・アジアによるサイゴン・ハイテクパーク(SHTP)での新施設整備投資を承認した。プロジェクトへ投資額は予定より6億ドル増えて計約20億ドルに拡大し、電子部品などの検査・研究室の設備などを充実させる。

写真㊤=サムスンの工場で働く労働者ら
Biz Hubなどベトナムの複数のメディアが、SHTP幹部筋の情報として伝えた。

サムスンのプロジェクトは2014年10月に投資認可を受け、昨年5月に工場建築がスタート。テレビにインターネット機能を持たせた「スマートテレビ」や、発光ダイオード(LED)を応用した「LEDテレビ」など、新技術を応用した製品の開発と生産が中核で、今年第2四半期に稼働する見込み。洗濯機や冷蔵庫、掃除機などの日用家電製品の製造施設の建設も、第2次整備計画として行われる。

この増資により、サムスングループとしてのベトナム国内での投資総額は1995年以来累計で148億ドルに達した。