パナソニックが新型業務用エアコン 急成長するベトナム市場に期待

パナソニックの現地法人、パナソニック・ベトナムは、このほどホーチミン市で業務用エアコンの新製品「FSV-EX」の発表会を開いた。出席した福森栄治社長は、成長著しいベトナム市場に寄せる熱い期待を語った。

FSV-EXは、新型のインバーター式デュアルコンプレッサーを搭載。省エネ性能を従来型より高めている。

福森社長によると、ベトナムは、若年層を中心とする人口増や、社会的政治的安定、膨大な海外直接投資、今年6.6%が見込まれる経済成長などを背景に、市場の成長が期待できる。

また、TPP(環太平洋連携協定)とASEAN経済共同体のメンバーの一員でもあるベトナムは、最も高い利益をもたらしてくれる国の一つとしている。

パナソニックはエアコンの販売で2019年3月までに、全世界で60億㌦(約7000億円)を稼ぐと予想されている。うち40%は日本国内、残る60%が海外市場。アジアでは、ベトナムはインドネシアに次ぐ2番目の市場となっている。とりわけ業務用エアコンの成長が著しく、2015年は対前年比151%を記録。マレーシア(170%)に次ぐ伸び率を示している。