チュオンハイ自動車(THACO)は15日、ベトナム中部クアンナム省ヌイ・タイン県のチューライ-チュオンハイ工場団地に新工場を稼働させた。同社の主要製品であるトレーラーのほか、大型の特殊車両を製造する。

写真㊤=チュオンハイ自動車の新工場で行われた稼働記念式典=クアンナム省
最新設備と技術を備えたこのような大型特殊車両の製造工場の設立は、ベトナムで初めてとなる。総工費は約675万ドル。敷地面積は2万4000平方メートルで、2015年11月に着工した。

同工場は年間5000台の生産能力を備えており、2016年には3000台が生産される計画だ。このうち、約1200台がトレーラーになる見込みという。

THACO広報責任者のグエン・モット氏は「この工場は、増加の一途にあるベトナム国内の輸送需要に応えるねらいで設立された。輸入車依存を緩和することができるだけでなく、将来的には輸出も目指す」と話した。