2016年アジア・ベトナム シルク文化フェスティバル開催

「現代の生活にシルクを取り戻そう」というテーマで、絹製品や技術の見本市「アジア・ベトナム シルク文化フェスティバル2016」が、クアンナム省の古都、ホイアン市の旧市街で開かれた。

ホイアン市人民委員会とホイアン・シルク村が協力して開催したフェスティバルは、ベトナムでこの種の行事としては初めてとなる。ベトナムの代表的な絹産地のほか、シルク生産国であるインド、タイ、日本、中国、ラオス、ミャンマーからもシルク生産者が参加した。

フェスティバルは、絹製品が交易されていたアジアの「海のシルクロード」の歴史を見直しながら、絹関連産業を振興させるのがねらい。各国地域のシルク製品の展示や絹紡績など技術実演が行われたほか、ホイアンの飲食街ではシルク製品のファッションショーなども繰り広げられた。

また、少数民族チャム族の伝統的な絹織物の特徴的な模様なども紹介。ニャーザー、バンフック、マチャウ、タンチャウといったベトナムでも有数の絹産地の製品の展示や販売も行われた。