4月のCPIは前月比0.33%上昇

ベトナム統計総局によると、4月の消費者物価指数(CPI)は、先月と比べ0.33%上昇し、6か月連続で前月比を上回った。また、前年同期比で1.89%増加した。

2016年の1~4月にかけてCPIは1.33%増加した。また、2016年の1~4月の4カ月間の平均CPIは前年同期比1.41%増となった。

11の商品グループのうち8項目でCPIが増加した。そのうち、もっとも増加したのは、交通運輸(1.73%増)だった。その他の主要項目別の物価上昇率は次のとおり:住宅・建築資材(0.71%増)▽薬・医療(0.45%増)▽教育(0.37%)▽飲物・タバコ(0.17%増)▽設備・家庭用品(0.1%増)▽その他の製品・サービス(0.1%増)▽衣類・帽子・靴(0.05%増)。

食料・食料サービス、郵便・通信は前月比横ばい。文化・娯楽・旅行の項目だけが0.01%下がった。

4月にCPIが上昇した理由について、統計総局では、食品の項目が1.11%増加したのは、米の輸出が増えたうえ、天候不順が影響したほか、ガソリン代と石油の価格高騰も原因として挙げた。

また、住宅のメンテナンス材料の価格が上昇したことや、3月の制度改正で自己負担が増加し、医療サービスの価格が調整されたこともCPI増加につながったとした。