ベトナム統計総局によると、4月20日までの1~4月の外国直接投資(FDI)は、新件と追加投資を合わせた登録資本金が約68億8000万ドルに達した。昨年同期と比べて85%増加した。

68億ドルのうち、新規の投資は697件、約50億8000万ドル。2015年と比べて、55.6%上昇した。また、すでに進行中の既存のプロジェクトに対する追加投資は314件、18億ドルだった。1件の投資では、韓国のLGディスプレー社がハイフォン市に新設した製造設備が投資額15億ドルで最大規模だった。

分野別にみると、加工・製造業への投資がもっとも多い52億ドルで、総投資額全体の76.2%を占めた。また、科学技術分野は3億3460万ドル(同4.9%)、バイク・自動車の卸売や小売、修理などの分野は2億4250万ドル(同3.5%)、その他の事業が10億6000万ドル(同15.4%)だった。

新規投資があった41省のうち、投資規模では15億ドルの投資があったハイフォン市が最大で、新件投資登録資本全体の31.3%を占めた。これにハノイ市の5億9550万ドル(同11.7%)、ビンズオン省3億2900万ドル(同6.5%)、バックニン省3億930万ドル(同6.1%)、ドンナイ省 2億6890万ドル(同5.3%)と続いた。

新規投資を行った45カ国のうち、韓国が投資金額のトップ。24億ドルの投資で全体の48.8%を占めた。第2位がシンガポールで5億210万ドル(9.9%)、第3位が台湾で4億3010万ドル(8.5%)となった。日本は第4位だった。