ベトジェットがボーイングに最新旅客機100機を発注 113億ドルの契約に調印

ベトナムの格安航空会社、ベトジェット・エアは5月23日、アメリカの航空機製造グループ、ボーイング社に、旅客機「B737 MAX 200」100機を発注した。ベトナムを訪問中のオバマ米大統領と、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席の立ち合いのもと、ハノイで契約調印式が行われた=写真。契約価格は113億ドル(約1兆2000億円)。

ベトジェットのグエン・ティ・フオン・タオ最高経営責任者(CEO)、ボーイング社民間航空機部門のレイ・コナー最高経営責任者(CEO)が契約に調印した。チャン・ダイ・クアン国家主席とバラク・オバマ大統領は証人として調印式に出席。その他、両国から大勢が出席した。

調印式で、レイ・コナー氏は、ボーイングがベトナム航空業界の発展に、大切な役割として貢献できたことは本当に誇りであり、アメリカの大統領、ベトナムの国家主席に参加して頂いた事も、歴史的な契約の調印式になった-と述べた。

また、B737 MAX 200は高性能で、最新のテクノロジーと設計による旅客機であり、ベトジェットが今後、市場をリードすることをサポートする-などと話し、搭乗する皆さんに素晴らしい体験をして頂き、ベトジェットの今後の発展に貢献するだろう、と期待を示した。

グエン・ティ・フオン・タオ氏はB737 MAX 200の投資は、今後、ベトジェットの国内線の促進と国際線の長距離路線の発展戦略の一つである-と述べた。ベトジェットはベトナム-米国間の路線を発展させ、ベトナム航空業界の発展に貢献する、という。

同機は、2019年から2023年までに引き渡される予定で、すでに国内及び各地域の路線拡大計画にも組み込まれている。今回の発注分を合わせるとベトジェットは2023年末までに現在の約2倍にあたる約200機の近代的な航空機を所有する。