ハイフォン市のカットビ国際空港の拡張工事が完成し、12日、グエン・スアン・フック首相が出席して落成式典が開かれた。フック首相は「ハノイのノイバイ国際空港の負担が軽減され、北部沿岸地域の人々の国内外の往来が容易になる」と同空港の拡張を歓迎し、施設インフラの効率的な活用を求めた。

首相は、同プロジェクトについてハイフォン市と周辺だけではなく、ベトナム北部地域と紅河デルタ全域における、人々の国内外への移動が容易になる点で、同施設の整備を重要視。ハイフォン市当局に加えて空港に投資した各企業やプロジェクト責任者ら、さらには、プロジェクト実現に尽力した地域の大勢の人々の貢献と努力を称えた。

さらに、同市と近隣地域に対して、サービスや観光、投資などの発展を促し、特に空港インフラ関連分野の開発に力を入れるよう提案した。

拡張工事の総費用は約3兆6600億ドン。同空港の今年の第1四半期の利用者は約36万人、貨物量は1610トンだった。工事の完成によって大型の航空機が離発着できるようになり、利用者の大幅な増加が見込まれるという。