ビントゥアン省の貿易会社、カオ・タン・ファット貿易会社がこのほど、タイのTCCグループとベトナム産ドラゴンフルーツの輸出契約を結んだ。初出荷となる100トンは、タイでTCCグループが経営する小売りチェーン「ビッグC」で販売される。

タイのTCCグループが、ビッグCの流通経路に乗せてベトナム産ドラゴンフルーツを販売するのは初めて。

タイに輸出される果物は品質を保証するために、ベトナム版農業生産工程管理(Viet GAP)だけでなく、グローバルGAPなどの取得が義務付けられる。また、アメリカの梱包基準に従って梱包を行う。そのほか、品質検査部も設けられる予定で、農業生産者と現場と各工場で品質を検査する。

TCCグループは当面、毎月100トンのベトナム産ドラゴンフルーツを輸入する予定。さらに、今後は他のベトナムの代表的な農産物を調査し、輸入品目を増やしていく考えだという。