ベトナム産の果物「ヴースア」 今年第4四半期に米国輸出へ

ベトナム語でヴースア(ミルクフルーツ)と呼ぶ果物が、今年第4四半期に米国に輸出されることが決まった。米国へはすでにドラゴンフルーツ、ランブータン、ライチ、竜眼(ロウガン)が輸出されており、米国が輸出を認可したベトナム産の果物としては5種類目となる。

ヴースアはベトナム語で「ミルクの果物」という意味。味がミルクのように甘いためで、日本では「スターアップル」「スイショウガキ」と呼ばれている。ベトナムではデザートなどによく食べられるという。 

米国農務省動植物検疫局(APHIS)は7月末、ベトナム動植物検疫所の依頼により、ベトナム産のミルクフルーツの分析を行った。分析結果は「安全」とされ、米国への輸出が認可された。

在米国ベトナム商務官によると、これを受けて、米国の農務省は今年の第4四半期からベトナム産ミルクフルーツ輸入許可の公報を掲載したという。

ベトナム産のミルクフルーツは、今後も両国の検疫所などで品質や残留農薬などを厳しく検疫されたのち、輸出が行われるという。