ベトソフペトロの大型ガスの採掘施設 本格始動へ 

ベトナムとロシアのジョイントベンチャー企業「ベトソフペトロ」が、大型のガス採掘プラットホーム「BKティエンウン」を設置したと発表した。ティエンウンとダイズンのガス田からガスを採掘し、ベトナム本土へ送るための施設で、11月に本格始動する見込みという。

ベトソフペトロ社は、国営ベトナム石油ガスグループ(ペトロベトナム)とロシアのザルベージュネフチが合弁会社として設立。完成までに2年を要したBKティエンウンは、同社にとって最大規模のプロジェクトとなっている。

BKティエンウンは巨大な海上建造物で、総重量約15000トンを越える。ベトナム南部、ナムコンソン湾の大陸棚におけるガス田開発では、主要プロジェクトのひとつに数えられる。

ティエンウンのガス田での基礎部分の建設は、2015年6月に始まった。総投資額は約10億ドル。2019年までには、日最大約300万立法メートル以上のガス採掘を目指す。