日本の食材ベトナム人に人気 フィビマートが集客キャンペーン

スーパーマーケットチェーン「フィビマート(FIVIMART)」を展開するニャットナム社(FIRST VIETNAM JSC)は、年末年始の時期に、日本製品を前面に押し出したキャンペーンを展開し、集客につなげている。ベトナムでは安心安全な日本食材の注目は高く、売れ行きも好調のようだ。

キャンペーンは、フィビマートの創立20周年を機に企画。高品質で安心安全な食品などの商品の品ぞろえを増やすことで、新たな消費者を呼び込みたいねらいがあった。2017年1月2日まで開催される。

ベトナムでは、日本の食材や製品への安心安全の信頼性が厚く、日本製品への注目も高いた。2週間の期間中、フィビマートでは商品の半額セールを行うほか、12月31日と2017年1月1日は30万ドン以上の商品購入で2万ドン相当のクーポンをプレゼントするなど、さまざまなキャンペーンを展開している。

キャンペーン用に設置されたフィビマートの日本製品コーナーでは、寿司やうどん、インスタントラーメン、粉末緑茶、みそなどの日本の食材が集められ、さながら日本のスーパー。日本で水揚げされたサンマや青森県産のりんごなどの生鮮食料品も提供される。日本産品の中でも特に消費者の注目が高いのは、一般販売されるのは今回が二度目となる青森県産のりんごだといい、安全性に加え、品質や香り、美しい色などの特徴がベトナムの消費者に受け入れられた。

商品は、フィビマートと提携する日系流通大手、イオントップバリュベトナムと、貿易会社のTCT社が輸入した。