ベトナム航空パイロット、給与月5100ドルに=離職防止で引き上げ

 ベトナム国有のベトナム航空は、パイロットの給与を月1億1530万ドン(5100ドル)に引き上げた。離職を防止するのが狙いで、同給与は2015年に比べ、8.5%増加した。オンラインメディアのVNエクスプレスが報じた。

 同社は客室乗務員の給与は同13%増の1130ドルとした。同社はパイロットなどの給与について、東南アジア地域の中では上位に入るとしている。同国の統計総局によると、同国エンジニアの月給は771ドル。労働者の16年の平均年収は2200ドルとなっている。
 同社は昨年、運輸省の警告を受け、パイロットなど同社社員の給与を2回、引き上げた。パイロットや交通管制官、整備要員らの大量離職の恐れがあったためだ。当初は、同社の外国人パイロットの月給が8000~1万3000ドルだったのに比べ、同国人パイロットは3500ドルほどだった。
 同社は、外国人パイロットの給与が高い理由について、パイロットの養成費用の11万7000ドルが不要なためだと説明している。ただ、同社の一部パイロットは国内の他の航空会社のパイロットに比べ、給与ははるかに安いと話している。
 ベトナム航空は、政府が86%を保有。16年の売り上げは59兆1000億ドン(26億ドル)。税引き前利益は前年比5.6倍の1兆6000億ドンに上る。(時事)