ペトロベトナムの石油・ガス採掘、2016年は目標達成

ベトナムの国営石油会社でペトロベトナム社やPVガス社を経営するペトロベトナムグループはこのほど、同グループが2016年の1年間に約1500万トンの石油を採掘し、自社の年間目標を達成したと発表した。

写真㊤=ペトロベトナム社の海上の採掘現場

これと合わせて、同社の2016年の1年間の天然ガス採掘量は、約96億立方メートルにのぼった。

同社の広報担当者によると、昨年は世界的に石油価格が1バレルあたり平均約44ドルに抑えられ、ペトロベトナムの財務指標にも打撃があったという。そのため、同ループでは昨年上半期より、全国の30カ所以上の油田やガス採掘場で、採掘生産量を確保するための措置を活発に展開したと説明した。

一方で、石油回収率や操業システムの改善をはかったほか、機器の修理などの措置も講じた。また、同社が所有する2基の巨大石油採掘基地であるRC-9とティエンウン油田が昨年から操業を始めたことも寄与し、ペトロベトナムの採掘現場の大半で年間目標を上回る結果となった。

同社は、「弊社の採掘現場の管理が堅調な業績であったこととともに、採掘作業が効率的であったこと、一部の油田やガス電で採掘の条件がよかったことなどが成果をもたらした」と説明した。政府が設定した採掘量の目標値をペトロベトナムが達成したのは8年連続となった。