ビンディン省、国内外からの投資が加速 総額10兆ドン超え

ベトナム南中部のビンディン省で、国内外からの投資プロジェクトが加速しているという。同省投資計画局のフィン・ティ・タイン・トゥイ副局長がこのほど、2017年に、国内外から47件の投資プロジェクトを誘致するとの予定を明らかにした。

トゥイ副局長によると、このうち7件が外国投資プロジェクトで総投資金額が約7千万ドルとなる見込み。また、国内のプロジェクトは資本金が総額約10兆ドンに達するという。

投資家に有利な条件を整えるため、ビンディン省人民委員会は関連各機関に、ニョンホイ経済区と工業区や港湾などに加え、交通などのさまざまなインフラを整備し、各プロジェクトの進度を加速させるよう指示した。

ビンディン省人民委員会のホー・コック・ズン委員長は、「国内外の多くの投資家を誘致するため、投資促進の手法を更新しなければならない」と指摘。将来、同省に投資してくれる可能性のある投資家らに積極的にアプローチし、省のイメージや進出の利点などを伝えることが必要だと強調した。

ビンディン省での投資プロジェクトは、2016年には40の案件に投資ライセンスが発行され、登録総資本金は計約97億ドンだった。これは2015年と比べて8570億ドンの増加だった。

海外直接投資(FDI)のプロジェクトだけでも、延べ63件が誘致され、登録総資本金が7億3800万ドルに達した。2016年の1年間の誘致プロジェクトは10件、登録総資本金が8400万ドル。前年と比べ3件増え、登録総資本金も4000万ドル上乗せされた。