1~4月の農林水産物輸出、108億ドルに=前年比9.1%の増加

ベトナム農業農村開発省によると、2017年1月から4月の4か月間における、ベトナムの農林水産物の輸出額が108億ドルに達し、前年比9.1%という急激な伸びを見せた。

そのうち主要農産物が58億ドルを占め、前年同期比より12%増加。中でもコメは、8億3400万ドルに相当する約186万トンが海外に出荷されたが、前年同期に比べて輸出量は7.7%減少、輸出額も6.9%の減少だった。

コーヒーの輸出量は59万2000トン、輸出額は13億4000万ドルに上り、前年同期比で輸出量は10.6%の減少、輸出額としては19.2%の増加となった。

木材と木製品の輸出額は、この4か月間で24億ドルとなり、2016年の統計に比べて12.7%増加した。輸出先としては、米国や中国、日本が依然として最大の市場になっている。

また、この間、ベトナムは21億ドル相当の水産物を輸出しており、こちらは前年比8.2%の成長率となった。

同時に、野菜や果物は、輸出額で前年比32.6%増の10億ドルに達した。これらの産品の4大輸入市場には、中国、米国、日本と韓国が含まれている。

一方で、ベトナムは、農林水産物を他国からも輸入しており、その額は85億2000万ドルで、昨年に比べて21.4%増加している。