ベトナム初の国際的化粧品展示会 「メコン・ビューティーショー」開催 600のブランドが参加

最新の化粧品や美容用品を紹介する大規模な展示会「メコン・ビューティーショー」が6月15~17日、ホーチミン市展示センター(SECC)で行われた。本格的な美容分野の国際展示会の開催は、ベトナムで初めて。国内外の約600の化粧品ブランドなどが紹介された。

メコン・ビューティーショーには、ベトナムをはじめ、フランス、韓国、日本、タイ、中国、台湾などの業界関係者やバイヤーらが参加。化粧品や髪、メイルなどの美容用品、ハーブなどの健康グッズなど、幅広い分野で最新の製品や技術が紹介された。

化粧品や美容用品は、ベトナムなど東南アジア各国で今後、大きく市場が成長すると見込まれている分野だ。来場者には、ベトナムやカンボジア、タイなどメコン河流域の国々からも約200人がVIPとして招待された。

ショーは、ベトナムの消費者が新しい技術や製品と触れられる場を提供し、化粧品や美容業界の販路拡大を目指して企画された。輸入業者や小売店とメーカーとの交流や商談を中心に展開した。メーカーにとっては取引先が開拓できるだけではなく、OEM(相手先ブランドでの商品生産)などの可能性が開ける。また、包装・容器の製造や開発など、サプライチェーンに携わるさまざまな企業にとっても、ビジネスチャンスになる分野になると期待されている。

今回のイベントの注目は、韓国の美容業界。300もの化粧品ブランドを「K-Beauty」として紹介した。その他、会場では、「ベトナム化粧品市場の利点とチャレンジ」と題したセミナーやメークアップショーなどの多様なプログラムが行われ、注目を集めた。