ベトナム1~7月の新車販売台数 6%減で15万4930台

ベトナムの1~7月の新車販売台数は前年同期約比6%減にとどまり、15万4930台だった。ベトナム自動車工業会(VAMA)が発表した。前年同月と比べると、車種別では乗用車が2%減、商用車が10%減、特別車が18%減とそれぞれ販売台数を減らした。

7月には、自動車販売促進のさまざまなテコ入れが図られたが、新車販売台数は、VAMA加盟社以外の輸入車も含め、前月比5%減、前年同月比27%減の2万662台にとどまった。

販売台数が前年同月を下回るのは、4カ月連続。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟各国からの輸入車関税は年初に引き下げられ、2018年には全面撤廃されることから、ベトナム国内生産車が割高となっており、買い控えの傾向が続いている。国内組み立て車の販売は、前年同月比10%減する一方で、輸入車は昨年同月比9%増だった。

車種別にみると、落ち込みが最も大きかったのが乗用車の1万1195台(21%減)だった。商用車は7%減の8489台、ダンプ車やトラクターなど特殊車両は978台にとどまった。

メーカー別では、トヨタ(レクサス除く)が17%減らしたものの、首位を維持した。