南部に初の技術訓練センター トヨタとヴィンロン技術教育大

ヴィンロン省のヴィンロン技術教育大学とトヨタ・ベトナム(TMV)はこのほど、自動車製造分野で働く人材育成支援のため、テクニカル・トレーニング・センターを開設した。

写真㊤=テクニカル・トレーニング・センターの開設式典であいさつするヴィンロン技術教育大学のカオ・フン・ハイ学長

式典で、同校のカオ・フン・ハイ学長は、「自動車産業で働く人材の需要が高まるなか、テクニカル・トレーニング・センターはTMVによる南西部で初の人材トレーニング施設となる」と述べた。第1期(2017から20年)は、自動車修理の訓練に向けた設備導入費として、TMVが8万㌦(約900万円)を支援する。

ハイ学長によると、同大学は南西部と南部における高度な技術を有する人材の育成を主眼としており、自動車製造業界の人材育成では南部トップ校の一つ。

TMVの木下徹社長によると、同種のテクニカル・トレーニング・センターは国内6番目で、「ヴィンロン技術教育大学が将来、TMVに高度な技術を提供する高いレベルのトレーニングセンターとなることを信じている」と語った。

TMVのテクニカル・トレーニング・プログラムは、トヨタの技術を通して、学生の技術訓練を支援することを目的に2000年にスタート。これまでに2500人の生徒が訓練を受け、うち540人が国内のTMVで働いている。