1~11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は3.61%

ベトナム統計総局によると、1~11月の11カ月の全国消費者物価指数(CPI)の上昇率は、2016年同期比で3.61%増だった。11月のCPIは先月と比べると0.13%上昇。前年同月比では2.62%増、同12月と比べると2.38%増だった。

写真㊤=消費材などの値段はおおむね安定していた

部門別に詳細を見ると、最も上昇したのは交通・運輸の部門で、前月比0.68%増だった。11月4日と20日にガソリン代の値上げがあったことが響いた。

医薬品とヘルスケアの部門では同0.2%上昇、中でもヘルスケアは同0.23%上昇した。

衣類・帽子・靴の部門は同0.15%増加。その他の製品・サービスは同0.14%上昇した。食料品や食品サービスの部門が同0.11%増、設備と家庭用品が同0.09%増だった。また、飲料とタバコが同0.05%、教育が0.03%、それぞれ微増した。

一方で、文化・スポーツ・娯楽部門では前月比0.01%減少した。また、郵便通信費が0.03%減、住宅・建設資材が0.04%減少した。

11月の基本インフレは先月と比べて0.06%上昇。去年同期比1.28%増となった。1~11月の11カ月では、前年同期比1.42%の上昇が見られた。