ベトナム・オートエキスポ2018 ハノイで開催

自動車・乗り物と関連裾野産業の企業が参加するベトナム・オートエキスポ2018が6月6~9日、ハノイ市内の国立コンベンションセンターで開催された。15回目の今年は、450のパビリオンが設置され、最新の技術や製品が披露された。

今年のイベントは、広さ約1万平方メートルの会場を利用し、農耕機や2輪車、トラックなどの最新モデルを展示。関連の裾野産業の分野での新商品や、新たなサービスなどが紹介された。

初日の開幕式典で、商工省のドー・タン・ハイ副大臣は「ベトナム経済は前向きな成長を経験しており、このことは国内の自動車や乗り物市場の拡大発展に好ましい環境を生みだしている」とあいさつ。ベトナム政府がこの分野に関わる裾野産業の発展を支援し、自国内市場の需要を満たすために自動車や乗り物などの生産産業を国の重要産業に育てる方針を掲げていることを紹介した。

国有企業であるベトナムエンジン農業機械総公社(VEAM)が、生産する農耕機などを携えて参加したのに加えて、展示会にはロシアの自動車大手GAZや、中国第一汽車集団有限公司(FAW Group)、ホンヤン・トラック、香港のKCモーターグループがブースを設けた。

また、ドゥカティ、ハーレーダビッドソン、トライアンフ、ロイヤル・エンフィールド、カワサキなどの世界的ブランドも名を連ね、最新モデルのオートバイ試乗会などが行われた。

展示会の一環として、ベトナムにおける今後の裾野産業の発展の手法のほか、トラックやバス、バイク、農耕機などの特殊乗り物などの需給バランスなどの課題を考える会議も開催された。