6月のCPI前月比0.61%上昇 7年間で最高の水準

ベトナム総計総局が先月29日に発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前月比0.61%上昇し、この7年間で最高の水準となった。前年同月比では4.67%アップ、2017年12月と比べると2.22%の上昇だった。1~6月の6カ月間の平均CPIは、前年同期に比べ3.29%の伸びとなった。

CPI指数の項目のうち、11項目中10項目が先月と比べて上昇した。このうち、食品・食品サービスが前月比1.08%で、上昇幅がもっとも大きかった。

また、設備と家庭用品、薬と医療サービスの項目が0.03%増、商品とその他のサービスが0.02%増と微増した。減少したのは、郵政・通信の0.11%減だけだった。

ベトナムでは暑い天候が続いているため、電気や水道の利用がかなり増えており、電気代は0.86%、水道代は0.38%、それぞれ上昇した。

6月は、学生たちが夏休みに入ることなどから旅行に行く世帯が増え、観光の指数も0.36%上昇した。