ベトナム計画投資省外国投資庁(FIA)によると、今年1~9月期の外国直接投資(FDI)認可額は253億7000万ドルとなり、前年比で0.4%減少した。また、同期間中のFDI実行額は132億5000万ドルで、前年同期に比べて6%増加している。

写真㊤=製造業は海外投資家にとって最も魅力的な投資先だ

9月20日時点の新規認可案件は2182件で、認可額は141億ドル。追加認可案件は841件で、認可額は55億ドルだった。また、外国企業による出資や株式取得は約57億ドルに達し、前年同期比で36.8%アップした。

製造業が、海外投資家に最も魅力のある投資先であり、投資額は113億ドルで、FDI認可額全体の44.6%を占める。続いては不動産業で58億ドル。3位は卸売・小売業で21億ドルとなっている。

ベトナムに直接投資する104の国と地域のうち、依然として日本が最大の投資国であり、認可額は70億ドルで、FDI全体の28%を占めた。2位は韓国で56億ドル(FDI全体の22.4%)、3位には、シンガポールの36億ドルが続く。

地域別では、ハノイ市、ホーチミン市、バリアブンタウ省へのFDIが最も多く、ハノイ市は58億ドル、ホーチミン市は42億ドル、バリアブンタウ省は21億ドルだった。