ベトナムモーターショー2018盛況 ホーチミン市で開催

ベトナム最大の自動車展示会、「ベトナムモーターショー2018」が、今月24~28日、ホーチミン市コンベンションセンターで開催された。世界的な自動車メーカー各社が出展。コンパクトカーから高級車まで、さまざまなタイプの新車など120モデルが披露された。

ベトナム自動車工業会(VAMA)が従来行なってきたモーターショーで、今回は初めて、ベトナム自動車輸入業会(VIVA)との共催とされた。VAMAの木下徹会長(トヨタ・ベトナム社長)が、「今年のイベントは過去最大級となる」と紹介したイベントでは、3万平方メートルの会場に、コンパクトカーから高級車まで、メーカー各社が出展した120モデルの自動車が並び、訪れた人々らの目を引いた。

アウディ、シボレー、フォード、ジャガー、ホンダ、ランドローバー、マセラッティ、メルセデス=ベンツ、三菱モーターズ、日産自動車、スバル、トヨタ、フォルクスワーゲン、ボルボなど、世界的自動車メーカーが軒並み出展した。

日本の自動車メーカーは、ホンダ車のBrio、日産のTerra、トヨタのLexus ES300h、ホンダシビックのタイプRといった人気車を並べた。また、フォードレンジャー、ベンツのMaybach S560、ジャガーのE-Paceなど、並んだ欧米車も来場者らの注目を集めた。また、F1のレーシングカーや、トヨタが日本などで実証実験を行なっている2人乗り自動車「i-ROAD」なども披露された。

会場の一角では、自動車スタントで有名な英国人ドライバー、ラス・スウィフト氏が、スバル製自動車を使ったパフォーマンスを行なった。また、来場者がさまざまな車を試乗できるコーナーも人気だった。

自動車メーカー以外にも、自動車のスペアパーツや部品製造など自動車産業の裾野を支えるさまざまな企業や、出資銀行、保険会社、メディアなども参加。イベントを盛り上げ、国内での自動車製造や組み立てなどの産業発展に向けた同国の意欲を示した。