電動スクーター生産へ ビンファストの新工場稼働

ベトナムの大手不動産、ビングループ傘下の自動車メーカー、ビンファスト(Vinfast)は、ハイフォン市の工場の完成に合わせて、同社初の電動スクーター(eスクーター)の生産を開始した。

写真=工場で生産が進むビンファストの電動スクーター

国際基準に合致した低騒音、低公害の工場のための包括的なeスクーター・システムを公表した。同社の電動スクーター「クララ」は、ファッション性の高いスタイルと走行性能、先進性を兼ね備えた商品。

国内向けモデルで、ベトナム人の好みや現地の交通事情、環境に合わせてデザイン、設計され、3GインターネットやGPS、リモートロックなどの最新の機能を搭載。低騒音で排気ガスを出さず、ランニングコストも非常に安く抑えられるという。来年末には学生向けの3モデルを含めた計4車種を販売する。

ハイフォン市の電動スクーター工場は面積が6.4㌶で、年間25万台のスクーターの生産能力を備える。第2期工事では、倍の50万台を生産し、最大時には100万台の生産ができるように拡張。東南アジアで最も先進的な電動スクーター工場を目指すという。