AI市場で意見交換 経済フォーラム2019

「ベトナム経済フォーラム2019」がこのほど、ハノイ市で開催され、多くの技術者や起業家が人口知能(AI)に対する戦略の必要性について意見交換した。

写真㊤=IT大手FPTのAIブースを訪れるトルーオン・ギア・ビン会長

出席した科学技術省のブイ・ザ・デュイ副大臣は、「国内のAI市場の規模は、正式な調査が行われておらず、海外の調査にも報告されていない。詳細に市場規模を調査したうえで、狙いや方法など、戦略を練っていく必要がある」と述べた。

副大臣によると、ベトナムのAI市場は小さく、市場に対する企業の関わり方についても明らかではない。ベトナムのほとんどの起業の投資リストには、まだAI分野の項目が掲載されていないという。このような状況のもと、国は最大の消費者として、また、経済を担うリーダーとして、AIに対して戦略的に取り組んでいかなければならない、との方針を示した。その第一歩として、市場を刺激するような国家AI戦略とAI施策の策定を挙げた。

フォーラムには、多くの専門家や会社経営者らが参加。AIに関する情報や、いかにビジネスチャンスをつかむかなどについて学んだ。