銀行準備預金比率、半分に引き下げへ=ぜい弱銀再編への関与促す-中銀

 ベトナム国家銀行(中央銀行)は、企業の銀行借り入れコストを削減するとともに、脆弱(ぜいじゃく)金融機関の事業再編を後押しするため、金融機関や外国銀行支店に適用している準備預金比率を、現在の半分に引き下げる方針だ。比率の変更は2011年以来初となり、新政策に対する意見聴取を実施中だ。ベトナム・ニュース紙(電子版)が伝えた。
 

現在、国家銀は要求払い預金と12カ月未満の定期預金に3%(外貨建ての場合8%)、12カ月以上の定期預金には1%(外貨建て6%)の準備預金比率を適用している。
 国家銀によると、準備預金比率の変更は、改正金融機関法の施行が目的。専門家は変更の狙いについて、低コストで貸し出しに使える資金が増えることから、銀行に脆弱金融機関再編への関与を促すことだとみている。
 しかし、新政策により貸し出しが増え、過剰流動性やインフレを抑えることが困難になると懸念する専門家の声もある。こうした悪影響を抑えるためファン・ミン・ゴック氏は、国家銀はゼロ金利での借り換え融資といった、脆弱機関再編を支援する金融機関に適用する優遇措置の重複を制限するべきだと提言している。(時事)