ベトナムで非現金決済が徐々に普及=大手銀行も相次ぎ新サービス提供

 現金決済が主流のベトナムで、QRコードや電子財布、非接触型タッチカードといった非現金決済手法が徐々に普及し、主要銀行も相次いで新サービスの提供を始めている。オンラインメディアのベトナムネットが伝えた。

 ホーチミン市第1区のグエン・バン・チエム通りには、市当局から免許を受けた20店ほどの露店が並ぶが、このうち約10店が電子財布「MoMo(モモ)」での支払いができる。飲料を扱うビンさん(58)の店は、最も早く電子財布での支払いを受け入れた店の一つで、集客に役立っていると話す。第9区のオフィスで働くガーさんは、銀行のモバイル・バンキングを利用して買い物し、QRコードで支払った。利用者は10%値引きで買えるという。
 MoMoやMocaといった電子財布サービスは決済仲介会社が提供するが、銀行もこの分野に参入。非接触型で、リーダーにかざせば決済できるクレジットカードを発行している銀行もある。サイゴン商信商業銀行(サコムバンク)は、ベトナムで非接触型のVISAクレジットカードやVISA、マスター、ユニオン・ペイ、JCBとの提携QRコード決済を初めて導入した。
 また、ベトナム投資開発銀行(BIDV)はQRコード技術を使って、顧客が商品やサービスの支払いをしたり、現金自動預払機(ATM)でカードを使わずに引き出したりできる「BIDV Pay+」サービスを開始している。(時事)