ドン相場、年初から小幅上昇=中銀、50億ドル買い上げも投資流入増

 ベトナム・ニュース紙(電子版)によると、ベトナム通貨ドン相場が2019年初から強含みに推移している。輸出業者を側面支援するため、ベトナム国家銀行(中央銀行)は相場のドン安誘導を図っているが、現在の対米ドル相場は0.43%上昇している。国家銀の提示するドルの売買価格は、現在2万3200ドン。

 外貨準備を増やすため、国家銀は19年1、2月に約50億ドルの米ドルを買い上げた。一方で、外国投資家が株式市場への投資を活発化させたことで、1億5000万ドルの資金が市場に流入。また、外国直接投資も前年同期の2. 5倍となる84億7000万ドルに達してドン需要が強まった。
 ドンの対ドル相場は18年に2. 2~2. 3%下落した。しかし、他のアジア通貨の下落幅は大きく、中国人民元相場の下落幅は5%に達した。このため、国家銀はドルを大量に買い上げ、ドン安誘導を図って輸出業者の競争力強化を支援している。(時事)